tb001  グラフィックス中でのギリシャ文字、太字、斜体等の使用



Stata11よりグラフィックス中で多様な書体が利用できるようになりました。いくつかの用例を紹介します。

(1) 太字、斜体

グラフィックス中で太字(bold face)を使用するには {bf: xxx} のように、斜体(italics)を使用するには {it: xxx} のように記述します。次はタイトル中でこれらの書体を使用した例です。

. sysuse auto.dta
. twoway (scatter mpg weight) (lfit mpg weight), title({bf: Bold} and {it: Italics})



(2) ギリシャ文字

ギリシャ文字を使用するには {&alpha} {&Gamma} のように記述します。次に示すのはタイトル中にギリシャ文字を設定した例です。なお、上付き(superscript)は {sup: x} のように、下付き(subscript)は {sub: x} のように制御することができます。

. twoway (function gammaden(4,2,0,x), range(0 20) lcolor(red) lwidth(medium)),
> title({&chi}{sup: 2}(8) distribution)


 Note:  Stata15ではUnicodeの適用範囲拡大に伴い、 {&chi} のような指定で表示されるフォントが従来のものとは違ったものとなります。このため従来のようなシンボルフォントで表示させるためには {stSymbol:c} のような指定が必要となります。

ギリシャ文字や数学記号のコード表、あるいは上記以外の書体制御機能の詳細についてはマニュアルエントリ [G-4] text をご参照ください。


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