tb002 | グラフィックスサイズの指定 |
デフォルトの場合、Stataによって生成されるグラフィックスのサイズは 5.5in x 4in となります。これに対し、ここでは 6in x
6in のグラフィックスを作成したいものとします。具体的には次のようなコマンドを投入してみてください。
. sysuse auto.dta
. graph box mpg, over(foreign) xsize(6) ysize(6)
ここでポイントとなるのは xsize(), ysize() というオプションです。メニュー操作の場合にはOverallタブ上で設定できます。このとき表示されるグラフィックスウィンドウは次のようになります。
確かに正方形にはなりましたが、大きさはむしろデフォルトの場合よりも小さくなっています。xsize(), ysize() の指定は何だったのかと疑心暗鬼になったとしても無理はありません。実はStataがディスプレイ上に表示するイメージは実寸ではなく、グラフィックスウィンドウ内にフィットするよう適宜拡大・縮小が施された結果なのです。xsize(),
ysize() オプションで指定したサイズは保存されるグラフィックスファイル上に反映されます。
. graph export example.png, height(432) width(432)
この height(), width() オプションで指定する単位はポイントであり、72 points = 1 in という関係があります。.png画像をターゲットとする場合には、xsize(), ysize() の指定は単にアスペクト比を規定するだけと割り切ってかかる必要があります。
.png画像をターゲットとする場合には、グラフィックウィンドウ自体のサイズを手動で変更することによっても、生成される画像のサイズをコントロールすることができます。しかし手動操作であるため、その都度、微妙に異なるサイズの画像ファイルが生成されるといった事態も考えられます。なお、ウィンドウサイズを変更した場合にはその状態が記憶されてしまうので、次にStataを再起動しただけではデフォルトの状態に復帰できません。デフォルトの状態に戻すには
と操作する必要があります。
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