tb008 | 作業用ディレクトリの変更 |
Stataをインストールする際に作業用ディレクトリ(working directory)の指定を行います。Stataを使ってデータセットを作成した場合、あるいはグラフィックス等の各種ファイルを作成した場合、保存先のディレクトリ(フォルダ)を明示する形で操作を行うのであれば、任意のディレクトリを対象に書込みが行えます。読込みの操作についても同様のことが言えます。しかし設定された作業用ディレクトリを操作対象にするのであれば、ディレクトリの明示は不要で、単にファイル名を指定するだけで入出力が行えます。
現時点での作業用ディレクトリの位置はStata操作画面の左下に表示されています。ご確認ください。多くのファイル入出力を伴う一連の処理を行うような場合、この作業用ディレクトリを前提にすれば指定の煩わしさから解放されるわけですが、事情によってはインストール時に設定したものとは別のディレクトリを作業用ディレクトリとして使用したいといったニーズが発生するかも知れません。cd(change directory)コマンドを使うと作業用ディレクトリの切替えが行えます。例えばWindows環境であれば
. cd D:\project\data
のように入力することによってその切替えを行うことができます。ただしこの設定変更は恒久的なものではありません。1つのセッション内でのみ有効となるものなので、Stataを再起動した場合には、その都度cdコマンドによる変更が必要になります。cdコマンドの詳細についてはマニュアルエントリ [D] cd をご参照ください。
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