tb026  推定結果の表示様式



regress等の推定コマンドを実行すると、係数や標準誤差等の情報がテーブル形式で出力されてきます。これまでは x.xxxxxx といった数値の表示様式を調整する手段はありませんでしたが、Stata12からはそれが調整できるようになりました。

Exampleデータセットauto.dtaを用いて、燃費性能mpgを車重weightと国産車/外国車の別を表す変数foreignとで推定するモデルをフィットさせてみます。最初はデフォルトの出力とします。

係数値や標準誤差、信頼区間の数値については小数点以下の桁数が不揃いであることがわかると思います。この様式を調整するにはReportingタブ上で次のように操作します。

表示されるダイアログ上で例えば次のように設定します。

これからわかるように小数点以下の桁数は

というタイプ別に指定できます。それぞれ3桁、2桁、3桁と指定したときの出力結果は次のようになります。コマンド入力の場合にはcformat, pformat, sformatオプションを指定することになります。

ここではregressコマンドの例を示しましたが、他の推定コマンドであっても同様の操作で出力様式の調整が行えます。また、set cformat, set pformat, set sformatコマンドを使用すると、設定を恒久化することができます。


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