tb032 | 推定結果中における値ラベルの扱い |
regress等の推定コマンドを実行した際、説明変数中に因子変数 (factor variables) が含まれていた場合には、値ラベル表示がデフォルト設定となりました。一例を示すと次のようになります。
. use http://www.stata-press.com/data/r15/census3.dta
. regress brate medage i.region
この場合、regionという変数がカテゴリ変数であるためi.演算子を付け、因子変数としての扱いをStataに指示しているわけです。このとき出力中の表示にNCentral, South, Westといった値ラベルが使用されるのがStata13以降におけるデフォルト設定です。Stata12の様式での出力を得るためにはnofvlabelオプションを指定する必要があります。
. regress brate medage i.region, nofvlabel
推定コマンドごとに切替えを行うのが煩わしいという場合には
. set fvlabel off
というコマンドを使用してください。これによって推定コマンドからの出力はStata12の様式で行われるようになります。標準設定に復帰させる場合には
. set fvlabel on
と入力してください。
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