tb014 | グラフィックスの結合 |
Stataで作成した複数のグラフをテーブル形式に並べて結合することができます。ここでは乱数発生によって得られた2つのヒストグラムを1つに結合するプロセスを紹介します。
最初にobservationsの数を100に設定すると共に、擬似乱数用のseedを7に設定します。
. set obs 100 *1
. set seed 7 *2
*1 | set obsコマンドの仕様についてはマニュアルエントリ [R] set を参照。 |
*2 | set seedコマンドの仕様については [R] set seed を参照。Repeatabilityが必要なければ本コマンドは省略可。 |
この状態でポアソン分布に従う乱数を発生させます。使用するのはrpoisson(m)関数です。mは平均値を意味する引数ですが、最初はm = 1、次にm = 4として乱数を発生させます。なお、乱数発生用の関数についてはtb015をご参照ください。
. generate x1 = rpoisson(1.0)
. generate x2 = rpoisson(4.0)
生成された変数x1の分布をヒストグラムとしてグラフ化します。その際、生成されたグラフに対しgraph1という名前を付け、メモリ上で記憶させます。これは後続のグラフ結合操作を企図しての措置です。ディスク上に保存する方法も取れますが、その場合にはStataの.gph形式でグラフを保存する必要があります。
変数x2についても同様の操作を行い、グラフをgraph2として記憶させます。
. histogram x2, discrete title(rpoisson(4.0), ring(0)) name(graph2)
上記操作で得られた2つのヒストグラムを結合して1つのグラフにします。その際、両者は行方向に並べるものとし、また横軸のスケールは共通化させます。さらに全体の縦横比は5:4に設定します。
なお、最終的なグラフのサイズ調整方法についてはtb002をご参照ください。
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