tb017  文法豆知識



Stataの文法規則に関し、知っておくと良いと思われる事項を列記しておきます。
 

(1) Naming conventions

Stataにおける名称はアルファベット、数字、_(underscore)を組み合わせて構成されます。

(2) 予約語

Stataにはいくつかの予約語が設定されています。tb005で記した_n, _Nがその代表的なものですが、それ以外に次を知っていると便利です。

_all  すべての変数からなるvarlistを意味する
_pi  円周率
 

(3) varlist

変数名の並びがvarlistです。例えばinc01, inc02, inc03, inc04という4つの変数があった場合に、これらからなるvarlistは inc01 inc02 inc03 inc04 と書くのが最も素直ではありますが、inc* とか inc01-inc04 といった省略形を用いることもできます。ただしinc*の場合、文字列incで始まる変数名が他には存在しないことが前提となります。
 

(4) numlist

数値の並びnumlistについてもいろいろ略式記法が定義されていますが、最も代表的なものを次に記しておきます。詳細はマニュアルページ [U] 11.1.8 numlist をご参照ください。

1/4  1 2 3 4
2(2)10 または 2[2]10  2 4 6 8 10
 9(-3)0 または 9[-3]0  9 6 3 0


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